ペウラ生地店

2021/12/27 11:57

今日はステッチの生地のご紹介です。

蒲郡の機屋さんで織って頂きました。
蒲郡・御津は織サシコ発祥の地です。
現在部道具メーカーとして有名な御津の会社様の先々代社長が、部道具用の生地として考案されたと言われております。
通常は経糸に太さの違う糸を数種類使って織ります。
が、こちらのステッチは緯糸に2種類の太さの違う糸を使って織って頂きました。
普通の機屋さんは緯糸であまりにも太さの違う糸を打つことを好みません。

写真中央のシルバーの物は緯糸を持っていく装置です。
キャリアヘッドと言いますが、太さに応じて種類があります。
ただ1つの織物には1種類しか使えないので、2種類の糸を打つ場合、太さがあまりに違うとミスをしてしまいます。
こちらの機屋さんは緯糸のサシコも慣れている為、この位の太さの違いは全く問題なしで織って頂きました。普段は5倍位の太さの違いでも織ってしまうそうです。
また今回経糸は「スラブ」という1本の糸の中で太さの強弱がある糸を使いました。
ナチュラルな感じを出したくて使ったのですが、太い部分は撚りが少ない為す抜けやすく、機屋さんは苦労して織って下さいました。
サシコは生地全体ではなく太い部分の糸で強度が増します。
その太い糸をあまり接結せずに生地にする為、見た目の厚さよりも柔らかい生地に成ります。
蒲郡の代表的なサシコ、その強さと柔らかさ、ぜひ手に取ってお楽しみください。