ペウラ生地店

2025/06/03 15:27

先日 兵庫県西脇市で開催されました「播州織産地博覧会」略して「播博」に行ってきました!
播州は先染め(糸を先に染めておいて織る織物)の産地で、経ストライプ、緯ストライプ、チェックの織物などが盛んに織られています。
今でも100軒程の機屋さんが頑張っており、国内ではとても大きな産地の一つです。
当日は快晴で大変多くの人で、車を止めるのも一苦労でした。
今回で6回目ですが、口コミで年々来場者が増えて、規模がどんどん大きくなっているとの事です。
私も播州の機屋さん何軒かに織ってもらっているのですが、その中の1軒の機屋さんが毎年出店されているので、ここ数年行きたい行きたいと思っていたところ、念願かなって行くことが出来ました!
その機屋さんはご家族で出店されていて、お子さんも頑張ってお手伝いしてました。
ご主人は注文の生地をひたすらカットして、忙しそうでしたがとても楽しそうでした。
家族が一つのミッションを遂行していく姿は、産地とか、業種とかの枠を飛び越えて、頼もしくも有りうらやましくも有りました。
播博は西脇の昔の商店街だったところの道1km位にいろんな機屋さんなどが出展されていました。
それぞれ自慢の織物やデッドストックなど多種多様な織物が有ったのですが、先染めという部分は共通していて、そこにアイデンティティを感じました。
生地の生産者と直接話せる機会は現代ではほぼ無いと思うので、そこもこの播博の良さだなと感じました。
沢山のお客様が目を輝かせて生地を食い入るように見ている姿を見ると、いまでも生地を買ってお家で服や小物を作る方は沢山いるんだなと、少し安心しました。
どこの織物産地も高齢化や人手不足でシュリンクしていってるのですが、播博はそこに一石を投じる、生産者はこんなに楽しく頑張っているんですよと聞こえてくるような素晴らしいマルシェでした。