2025/12/25 16:34
今日は織物と水について少しお話します。
そのお話をするにあたって、糸の種類による織物の分類をお話しします。
織物は糸の種類によって、長繊維織物と短繊維織物に分かれます。
長繊維はシルクなど1本の長い糸で織ったもの。短繊維は綿や麻など短い繊維を撚り合わせて糸にしたものを織った織物です。

綿糸は乾燥すると切れやすく、湿度が多いほど強度・伸度が増します。
逆にシルクは湿度が上がりすぎると強度は低下します。
昔からある短繊維の織物産地は湿度の高いところが多いです。
遠州、蒲郡、知多、泉州はすべて海が近いです。

写真は綿織物の産地 西脇です。
西脇は海は遠いですが加古川をはじめとした河川が沢山あります。
西脇産地の起源は西陣織からきているそうですが、きれいな川がそこかしこに流れているので、綿織物を織るのにも適していたと思います。
また西脇は先染めの産地(先に糸を染めてから織る)なので、糸を染めるための水も沢山必要です。
そういった事も含め、西脇は先染めの産地になるべくしてなったと言えます。

西脇の機屋さんに行く道すがら川のそばをよく通ります。
水がとてもきれいで、夏にはホタルもたくさん飛ぶそうです。
こんな素敵な場所で織る織物ならそりゃいいに決まっている!
そう思う今日この頃です。
本年のブログはこれで最後に成ります。
今年一年つたない文章を読んでくださりありがとうございました。
昨年より沢山投稿しようと思いやってきましたが、なかなか現実はうまくいきません!
来年も同じようなペースでの投稿になるかと思いますが、お付き合いいただければ幸いです。
それでは皆さん良いお年をお迎えください。
